印刷物広告もDXで自動化
本日は弊社の広告配信のDX化について記します。
DXは単なる顧客リストのデータ化ではありません。データ化はDX工程の第一弾「デジタイゼーション」と呼ばれます。データ化された顧客名簿を利用したDM配信自動化もまたDX工程の第二弾「デジタライゼーション」と呼ばれるものです。業務自体を革新しこれまでよりも「経費が浮いた、楽になった」ではなく「新しいビジネスが生まれている」状態が「デジタルトランスフォーメーション(通称DX)」と呼ばれるものです。
宣伝のDX化の実例
私たちは滋賀県でホームページ制作やWebシステムの制作を行なっていますが、新規顧客の半分は滋賀県外からのお問い合わせです。全国に散らばる見込み顧客リストの獲得と整理はどう処理しているのか、配送の仕組みはどうなっているのかを下記にまとめました。
- 法務局などから最新の法人情報を自動で取り寄せる
- データの整理を行い、弊社の需要のある自動的に職種を絞り込む
- DM配送会社に自動的にデータを送信し、配送価格が決定
- DMが配送され弊社データベースに状況が更新される
新規法人が設立されると、2日以内にその情報を自動で加工・リスト化し、データベースで管理します。その後、DM配送依頼を7日に一度、DM配送会社に依頼をします。もちろん配送後のお問い合わせに関しても自動的に記録され、初回の受注率を向上させるための取り組みも行なっています。(お客様も見ているホームページなので詳しく書けませんが・・・・)
顧客データの自動取得だけでも、協力業者様へのデータ自動配信だけでも、DXは成り立ちません。それは単なるデジタル化です。
弊社の場合、ここまでのDM配送フローにほぼ人間が介在しないこと、印刷物の発注タイミングもWebシステムが行い、顧客リストの書き換え作業も自動化しているため、広告宣伝においては弊社内では人の作業が一切ありません。必然的に全国の法人情報と設立日を弊社が保有することとなり、弊社顧客のDM配送代行も行うことが可能です。
特に弊社ではEメールによるDMは配送せず印刷物DMを推奨しているため(顧客取得率がメールでのDMより4倍高い)、それほど全国で価格に差異のない印刷費や配送費よりも思考することで時間を消費する人的リソースをいかに割かずに目的を達成するかがキモとなります。
ちなみにDM配送費用は滋賀県が全国のほぼ中心に位置するため、どこに配送しても価格を予想しやすいメリットもあります。(離島を除く・送ってません)
アナログエンジンの場合は、ホームページ制作のご依頼がDMから4ヶ月に1件程度取得できれば、コストはペイできるため、この仕組みがリーズナブルかつホームページのデザインやシステム制作などのコア事業に集中するリソースの確保ができる、いかにもDXらしい取り組みであると考えています。
この仕組みが全てのユーザに当てはまるとは思いませんが、何を持ってDXとするかが分かる一例ではないのでしょうか。
DXについての質問や相談を受け付けています
アナログエンジンには資格をもったDXアドバイザーが在籍しています。そもそもDX自体わかっていない方も事業を見ればどんな事例が当てはまるか等アドバイスも可能です。ぜひ弊社までご相談ください。
1999年、アナログエンジン創業。同社代表取締役。また滋賀新聞代表を兼務。一般社団法人中小企業個人情報セキュリティー推進協会DXアドバイザー検定スペシャリスト。全国広報コンクール2位のデザイナーでありながら、上場企業などのシステム設計を手掛ける。