指定事業者がわからない場合の手続き
以前、ドメイン管理会社やレンタルサーバ会社の倒産時の対処をコラムに書きましたが、同じホームページ制作会社から連絡をいただくことが多く、指定事業者照会のフォーマットを記しておきます。
co.jp/ac.jpなどを利用している組織には規模の大きい会社も多く、緊急でドメインの転出を行う必要がありました。
しかしながらどのレジストラを利用してドメインを取得しているかが不明は場合は、JPRSに指定事業者情報の開示請求を行う必要があります。
必ずドメインの所有者に登録されている者が問い合わせる必要がありますが、私たちのような制作会社をCCに入れサポートさせていただきながら問い合わせることは可能です。開示のフォーマットは現在下記となります。
お手数ですが、指定事業者不明につき、指定事業者の照会をお願いいたします。
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■ドメイン名に関する情報について
ドメイン名 :***********jp
登録組織名 :株式会社********
登録担当者名:役職 ****(逝去のため退任済)
現在同職は、*****
ご住所 :*******
お電話番号 :*******
■お問い合わせ頂いたお客様について
お名前 :*******
組織名 :*******
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正しく情報が送られていた場合は、JPRSより指定事業者が下記の様に返ってきます。
ご照会いただきましたドメイン名の指定事業者は、以下のとおりです。
ドメイン名 :************.AC.JP
・指定事業者名:株式会社************
・サービス名 :************
<************>
レンタルサーバの契約などを強制的に切り替えるために利用する場合はこの後、指定事業者との交渉になります。事前に3ヶ月以内の履歴事項全部証明書などを準備しておいた方が良いと思います。
1999年、アナログエンジン創業。同社代表取締役。また滋賀新聞代表を兼務。一般社団法人中小企業個人情報セキュリティー推進協会DXアドバイザー検定スペシャリスト。全国広報コンクール2位のデザイナーでありながら、上場企業などのシステム設計を手掛ける。